2019/01/30

機織り練習開始
1/30/2019

機織り練習開始


衣類の自給。綿の栽培、綿繰りカーディング、篠作り糸紡ぎかせとりと進行中です。収穫した綿が沢山あるため、カーディング~糸紡ぎは現在も継続して作業を行っています。

作った糸は衣類にするために布に織りあげていかないといけないのですが、ぶっつけ本番で自作糸を織りあげていくのは厳しいので、予行練習を開始しました。

卓上織り機 ニュージーランドashford(アシュフォード)社のニッターズルーム

高機や地機もいいなと思ったのですが、いかんせんそんなものを置くスペースは持ち合わせていないので今回は見送り。一番原始的な腰機にも興味があったのですが、これもまあまあ場所を取ります。そもそも機織りの仕組みなどをちゃんと理解していないので、まずはちゃんと勉強をしようと卓上機からスタートすることにしました。なによりこれならスペースがなくても作業ができます。


というわけで買ってきた綿糸を使って練習です。まずは糸を織り機の筬に通していきます。普通織機には「筬(おさ)」と「綜絖(そうこう)」の二種類の部品があります。筬は、経糸の位置を整えておくガイドのようなもので、緯糸を打ち込んでいく役割もあります。綜絖は緯糸を通すために経糸を上下に分けるための部品です。誤表記のため修正中
ただ、このニッターズルームは、筬が綜絖の役目も持っており、本来二つある部品の役割が一つに集約されています。ちなみに今回はなるべく目の細かい布を作るために60羽のおさを別途購入して使っています。高機などに使われる筬はもっと羽数が多いのですが、この製品の筬はこれが一番多い羽数です。


また、織り幅は30㎝、50㎝、70㎝のものがあったため、50㎝と70㎝で悩んだのですが、まずは和裁をやりたいと思っているため、和裁で必要な幅があれば十分ということで50㎝幅を購入。和裁で使う反物は幅が40㎝前後なので、70㎝幅は持て余すかな、という判断です。


経糸をちきりに巻き取るために張り具合を調節しながら固定します


緯糸を経糸の間に通すのに使う「杼(ひ)」に糸を巻き取っていきます

いよいよ機織り開始

一本一本緯糸を打ち込んでいきます

妻と交代でやっていたのですが、妻はこの作業にハマったようで、「これ楽しい。止まらん。」と言いながら没頭していました。


ちなみにニッターズルームは、織っている途中でも折りたたんで持ち運びができます。固定式よりも値段が高いのですが、これとボックスチャルカがあれば出先でも衣類の自給作業ができる!と思い選びました。


やはり60羽では目が粗いのですが、これ以上細かい筬がないので仕方ありません。洗うと多少目が詰まるとのことなので、洗い終わりに期待です。
また、思ったよりも経糸には引っ張る力がかかることがわかったため、今自分が紡いでいる糸で強度が足りるのかかなり心配です。というかかなり厳しそうに思えます。太めに紡ぐか、双糸にするか、経糸だけ素材をカラムシや羊毛の毛糸にするか…また勉強しながら検討します。

OK

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