梅干しを仕込む
自給旅の食料として大活躍した保存食、梅干し。作るのもそんなに大変ではなく、すごく日持ちもする優秀な保存食です。
梅の実は、梅の木を持っておられる地域の方に分けて頂きました。貰った梅がある程度熟してから、竹串でヘタ(ホシ)の部分をくりぬいていきます。
くりぬきました
梅の重量の五分の一の量の塩を準備します。樽の底にまず塩を振り、梅を入れ、塩を振り、梅を入れ、と繰り返します。最後、一番上にもしっかり塩を振ります。あとは、落し蓋をして、その上から梅と同じ~二倍の重さの重しをのせて一旦作業終了です。
塩は海水から焚いて作ったものを使っています。梅干しに使うのは精製した塩よりも梅に絡みやすい粗塩のほうがよいそうです。
海水から焚いて作った藻塩
3日くらいすると梅から梅酢がでてヒタヒタに漬かりはじめるので、梅干しが浸かっている状態を維持できる程度に重しを減らします。
ミニトマトも一緒に乾燥中 梅干しは本当は干すときに互いがくっつかない方がいいです
残った梅酢は漬物や料理に使ったり、ドレッシングにできたり、飲み物になったりとその用途も色々です。
自給旅道中のおにぎり作り 梅干しおにぎりが疲れた体に沁みました
どれくらい保存が効くものですか?と地域の農家さんに尋ねると、「ああ、うちに20年前の梅干しがあるけど食べれるよ」「10年?いやもっと前のがあるよ」と大体10年越しの超熟梅干しを紹介されます。ただ、そういった場合は塩辛いので一旦炊くなど何らかの方法で調理をするようで、そのままでは食べないようです。ちなみに現存する最古の梅干しは1576年に漬けこまれたものだとか…。梅干しの保存性恐るべし。
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