野草茶四種飲み比べ ヒメオドリコソウ編
パーコレーターで野草茶を淹れる。以前笹で試してみましたが予想以上に飲めるお茶だったので、他の手近な野草でも試してみました。三種類目はヒメオドリコソウです。
ヒメオドリコソウも他三種と同様、どこでも生えているようなありふれた植物で、シソ科の外来種です。シソ科の植物は葉っぱが特徴的でもありますが、茎の断面が四角になっていることも大きな特徴です。茎を触るとすぐにわかります。
ヒメオドリコソウ(Wikipediaより)
薬草湯として腰痛に効くとか、止血、発汗、利尿作用があるとか。ただ、調べてもあまり薬草としての説明は出てきません。どうも日本では帰化して比較的歴史が浅いため、薬として認識されていないということらしく、海外では薬草扱いされているとかそんな情報もありました。
地域でも積極的に山菜として食べましたという話は聞きませんが調べたところ無毒のようなので野草茶にしてしまいましょう。
いつも通り炒ります
炒っているときはなんだかゴボウみたいな土臭いにおいがします。炒ったあとはタバコの葉とホウレン草を混ぜたみたいなにおいが。大丈夫か、これ。
ストレーナーにセット 地味にセイタカアワダチソウが混入してる
淹れているときは青葉を湯がいているときのにおいがします。
下調べでは「食べてもおいしくない」「エグい」「青臭い」など悪印象が目立ったうえ、淹れるまでの香りなどが微妙だったので湯のみに注いだ時点での期待度はゼロ。
しかし、淹れたお茶からはうっすらと、しかし確かにハーブティーのような香りが。飲んでみると、良い香りとクセのない味で意外にもとても飲みやすい。淹れていたときのあの青葉のにおいはどこへ。飲んだ後は口の中に若干の清涼感さえ感じます。香りはセイタカアワダチソウがダントツトップですが、飲みやすさ的には苦みがない分、常飲する茶としてはヒメオドリコソウに軍配が上がります。
(自己責任で)ヒメオドリコソウ茶、ぜひお試しあれ。
OK
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