2019/01/18

野草茶四種飲み比べ セイタカアワダチソウ編
1/18/2019

野草茶四種飲み比べ セイタカアワダチソウ編


パーコレーターで野草茶を淹れる。以前笹で試してみましたが良い感じだったので、他の手近な野草でも試してみました。


左から、セイタカアワダチソウ、スギナヒメオドリコソウヨモギ

まずはセイタカアワダチソウ。

セイタカアワダチソウ(Wikipediaより)

これだけは今回お茶の為に採集したわけではなく、以前入浴剤にするために採集・乾燥してあったものです。お茶にもなるということを前から知っていたので、この機会に野草茶にしてみました。
ちなみに入浴剤として使うと風呂が泡風呂になります。ただ、アワダチソウという命名の由来は「花が泡立つように咲くから」「種子の綿毛が泡立っているようだから」だそうで、泡風呂とは関係ないそうです。

採集した後、天日で乾燥させています

セイタカアワダチソウは外来種で、今は空き地なんかで群生しているのをよく見かけます。高速道路の脇なんかにもよく生えています。よくアレルギーの原因となるブタクサと混同されていますが別物で、セイタカアワダチソウにはとくにブタクサのような害はありません。

採集は、秋に蕾が黄色く色づき始め、花が咲きそうなギリギリの時期に行います。その時が一番蕾に酵素が多く含まれているのだそうです。色々効能を気にして飲むのであればこの時期に一気に採集して保存するのがおすすめです。そんなわけなので、一か所で採集を行おうと思うと結構旬の時期が限られます。

ストレーナーに葉をセットし、抽出

茶を淹れている最中はカモミールティーのようないい香りがします。

十分抽出ができたら湯のみに注ぎます

妻「苦っ」

香りがとても良いだけに、苦さにノーガードすぎて最初飲んだ時のインパクトが大きいです。舌の奥に苦みが広がるようなセンブリ茶に似たような苦さです。あそこまで苦くはないですが。今回は葉の量に対してお湯の分量が少なかったので苦みが強かったですが、湯の分量が多ければ、香りとほろ苦い味のバランスがよくなり飲める味になりました。麦茶に混ぜて飲む人もいるようです。とはいえ苦みにクセがあるので、日常で何気なく常飲したいとまでは言えません。

効能は調べてみたところ
アトピー、胃腸の病、抗がん作用、ぜんそく、肝機能保全、メラニン形成阻害、デトックス効果、利尿作用などなど。
特に有効成分や根拠まで調べていませんので参考程度に。

もみぎり式火おこしの火きり板と火きり棒

ちなみにセイタカアワダチソウの茎はかなり真っ直ぐ伸びる上、中が中空なので、もみぎり式火熾しの火きり棒に最適です。
雑草としてはしぶとくて邪魔ですが何気に使い手のある植物、セイタカアワダチソウ、注目です。

OK


0 コメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ