藍染め準備中
衣類の自給にあたり、現在作業は綿花の栽培から糸紡ぎにまで進行中。作る衣類は自給旅で着用を想定しているため、より強靭に、より機能性高いものにしたいところ。そこで必須なのが生地の染色です。
とりあえず一つは柿渋。これは以前仕込んだものがあるので一先ずOK。
その他の染料について色々調べたところ、
・機能的
・色が美しい
・原料を準備できそう
・以前からやってみたかった
などの諸々の理由により、藍染に決定。
ちなみにサッカー日本代表のユニフォームカラーのサムライブルーは、この藍の色とのこと。明治期に開国された日本に来た海外の人間も、日本の生活に溢れる藍染の色に感嘆してその色を「ジャパンブルー」と呼んだとか。藍色は日本の誇る色彩の内の一つなのです。この色を「衣」の自給に活かさない手はない!
そんなわけで調べると、藍染を広めようと藍の種子を配っておられる団体がいくつか見つかりました。なので、早速問い合わせをして種子を送っていただくことに。
届いた藍の種子
今回は福知山藍同好会様、工房香草庵様、徳島県立城西高校様から種子を送っていただきました。こういった取り組みは本当にありがたいです。藍染めと言っても原料となるものは藍の色素をもつもの全般で、一種類の植物に限定されているわけではないようです。世界の地域ごとにマメの仲間からアブラナの仲間まで色々な種類の「藍」が使われているそうですが、日本で昔から使われているのはタデ科イヌタデ族の一年草の「タデ藍」というもの。今年育てようと思っている藍もこれです。
タデ藍(Wikipediaより)
藍染めは日本藍染文化協会出版の「日本の藍ー伝承と創造」によれば
・生地が丈夫になる。(摩擦、温度変化に強くなる。抗菌力も高まる)。洗いにも強い。
・虫やヘビなどを寄せ付けない(藍染の衣類は野外での作業に適している)
・香りが良い
・色自体の堅牢性が高く、永くきれいな発色を保つ
などなど、多くの利点を持つとのことです。
藍染め自体は奈良時代からあるようですが、染め物としての用途以外でもタデ藍は薬として煎じて飲んだり、塗ったり食べたりと、日本で古来から親しまれてきた植物でもあるらしく、これも藍染めを選んだ決め手の一つです。
播種は3月以降とのことでまだ先ですが、ボチボチ畑の準備をしていきます。
OK
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