木天蓼(またたび)茶
生薬になる虫こぶマタタビの実、以前マタタビ酒を仕込んだのですが、採集して乾燥保存しているマタタビの実もあったので、次はお茶にしてみました。
地域によっては実際にマタタビをお茶にすることがあるそうです。疲労回復や冷え性、健胃作用などの効果があるとされるマタタビのお茶。マタタビ酒は個人的にあまり美味しくはなかったのですが(薬なので別においしくなくてもいいのですが)茶の場合、そのお味はいかに。
常備してある乾燥マタタビ
いつも通りパーコレーターにセットし抽出
抽出しているときはなぜかココナッツミルクのようなまろやかなほのかに甘い香りが。意外。
淹れたお茶は少し赤みを帯びた飴色に近い色で、今のところ初めての色です。においは淹れている時と同様ココナッツミルクに似たような甘い香り。
セイタカアワダチソウ茶で、いい香りに騙されたパターンや、マタタビ酒のクセのある味が脳裏によぎるので覚悟をしながら飲んでみるも、香りそのままの味でかなり美味い。まったりとした香りとほのかに感じるまろやかな甘みがいい感じです。
ただ、虫こぶマタタビは貴重なだけに、茶を一回淹れて出がらしにしてしまうのは少々もったいないようにも思えます。ごく少量を粉砕したものから都度飲む分の茶を抽出したほうがいいかもしれません。
ちなみに出がらしのマタタビの実も勿体ないので食べました。お湯で戻った乾燥マタタビは食感がちょっとボソボソしたプルーンのようで味は如何にも生薬というなんとも言えない味でした。ただ、おいしくないものを食べてげんなりしたことを加味しても尚、結構元気になったような気もします。
OK
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