2019/03/04

糸車で糸紡ぎ・方法紹介
3/04/2019

糸車で糸紡ぎ・方法紹介


衣の自給。以前畑で栽培した綿を使い、糸紡ぎを始めてから約2か月、そんなに根をつめて取り組んでいるわけではなく、大体隙間時間にやっているので作業は遅々としているものの、少しずつ進んではいます。現在紡いだ糸は多分300mほど?といった状況でしょうか。

最近紡いだ糸、これで90ⅿくらい。このあと、かせとります。

ぼくもまだまだ上手くはないながらも、ある程度コツは掴んできたので、ここらで妻にも糸を紡げるようになってほしいと思い、今日は妻にチャルカ(糸車)の使い方をレクチャーしていました。

糸の紡ぎ初め。まず、スピンドルに結んだ糸に篠をあてがって繊維を絡ませます。

写真ではある程度糸が出来上がって巻き取ってありますが、最初も途中も糸の継ぎ方は同じです。

糸の末端を篠に乗せて、包み込む

スピンドルに結んだ糸の末端や包み込む篠の先端をほぐしておくと繊維が絡みやすいです。


一番最初にスピンドルに結び付けるのは、市販の綿糸か、自分であらかじめ手紡ぎした糸です。自分で紡いだ糸は撚り止め処理をしていないと撚りが戻ろうとするので結ぶのが多少大変ですが、篠の繊維に絡みやすいので継ぎ足しは楽です。市販の糸はほぐしづらいからか、繊維が絡みづらい(気がする)ですが、撚り止めがしっかりしてあるのでスピンドルに結び付けるのが楽です。

糸車を回して繊維に撚りをかける

結んだ糸を篠で包み込むようにしてあてがったら、糸車を回して撚りをかけます。繊維同士が絡んでいく様子をよく見ながら回し加減を調節します。繊維がある程度絡んだら篠を手前に引きながら糸を繰り出します。撚りをかけすぎると篠から糸が繰り出されなくなったり、太すぎる糸になったり、ダマができたりします。

一部分が太くなってダマになった繊維。これは撚りすぎ。

逆に撚りをかけなさすぎると絡む繊維が少なくなり、細い糸になります。さらに撚りが足りないと、最後には繊維がほどけて、ふっと切れます。

撚りが弱い状態で篠を引き、かなり細く繰り出された糸

撚りをかける加減と、篠を手前に引く速さのバランスは慣れるしかありません。この撚りと繰り出しのバランスを均一に保ちながら紡いでいくと太さの均一な糸ができます。自分のやった感覚では、篠を掴むのに力が入りすぎると繊維が自然に出ていかなくなり、ダマができたりするので、基本は篠をフワっと軽く掴むのも一つのコツのように思います。

糸を繰り出していき、ある程度糸ができたら、できた糸に強度を持たせるため、追加で撚ります

繰り出した糸と篠との境目のところで、しっかりと糸を摘まんでから、糸車を回します。こうすることで、スピンドルから摘まんでいる部分までの糸に撚りをかける事が出来ます。撚りがかかることで糸が強くなりますが、かけすぎると捩じれたり、切れたりします。


撚りをかけ終わったら、糸は摘まんだまま、紡いだ糸をスピンドルに巻き取ります。巻き取るときにスピンドルの先端2㎝ほどは糸を巻き取らずにとっておきます。そうしないと、後々撚りをかける作業がやりづらくなります。


巻き取ったらこの状態に戻って、また撚りと繰り出しのバランスをとりながら糸を紡いでいきます。


糸をより紡ぎやすくするには篠作りも大切だという事に作業をしていて気が付きました。初めて篠を作ったときは、紡いでいる最中に崩れてしまわないようにと、かなり硬く巻き締めて作っていたのですが、あまり硬く巻きすぎると紡ぐ際に繊維が素直に出ていかず、作業がやりづらいのです。なので、2回目以降の篠は極力軟らかめに作っています。


最初は相当集中しないとうまくできなかった糸紡ぎも、ようやく話したりしながら片手間にできるようになってきました。こうなってくると楽しいのですが、最初は糸が不均一で篠からうまく繰り出せなかったり、しょっちゅう切れたり、切れたら切れたで継ぎ足しがうまくいかなかったりと大変です。詳しく方法が解説されているサイトもほとんどなく、個人で始めるのは暗中模索といった感じです。ぼくは紡いでいる人の動画なんかを繰り返し見たり、ネットの情報を断片的に調べたりしながら試行錯誤していたらなんとなくコツが掴めてきました。そんな感じで、独学でやってできないことはないですが、一番いいのはワークショップなんかに参加することだと思います。何はともあれ今回の方法紹介が個人の趣味で始めてみようかなという人の助けになれば幸いです。

初めての技術習得は最初が大きな正念場。初めはできないのが当たり前と思って妻には心折れずに習得してほしいところです。
OK

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