2019/02/18

注連縄作り②
2/18/2019

注連縄作り②


  

藁の準備が整ったら、注連縄を作っていきます。途中まで作ってあるものの続きなので、作りはじめの作業の紹介はありませんが、基本やっていることは途中も始まりもあまり変わりありません。

まず、2つの藁束をより合わせていきます 親指に束を挟んで持ちます

右手が前になるように合わせます

藁を挟んでいる親指を離してから、右手を手前に、左手を奥に擦り合わせます

擦り合わせる時に二つの藁束が一つに撚りあってはいけません。二つの束がそれぞれ独立して同じ向きにねじれる様に擦り合わせます。擦り合わせたら右手が手前に来ているはずなので、手前の束を右手親指で挟み、奥の束を左手親指で挟みます。

ねじれた状態を維持しながら、二つの束を反時計回りに撚り合わせます。

再び右手が前になるように合わせます

擦り合わせます この繰り返しです。

ちなみに神事に使われる注連縄は大抵左綯いで、今回も左綯いで縄を綯っています。一般の縄は右綯いですが、紹介した動きの反対をすれば自然と右綯いになります。地域の方に理由を尋ねましたが、詳しい理由はよくわからないようでした。ただ、「ずっと昔からそう」だそうです。
80くらいの方ですが、その方のさらにおじいさんが使っていた竹のわら細工道具を今も現役で使っておられます。「明治くらいの竹かな」とのこと。少なくともそれよりもずっと昔からそうなんでしょう。

綯えました。藁が足りなくなってきたら足しながら綯います。

さらに本式であれば、使う藁も米を脱穀した後のものではなく、それ専用に刈り取ったものが最良らしいですが、そこまで拘っている人はあまりいないようです。

これから綯っていく二つの藁束を開き、その間に藁を2本程度挟みます


継いだ藁は、中心から右側を右の藁束に、左側を左の藁束にそれぞれねじり合わせます。ねじり合わせたら、再び綯っていきます。2つに分かれた藁束の中にそれぞれ1~2本づつ藁を差し込んで、ねじり合わせて継いでいく方法もあります。

  





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