2019/09/27

スイカ蜜加工法改良とスイカジャム試作
9/27/2019

スイカ蜜加工法改良とスイカジャム試作


先日作ったスイカ蜜。残ったスイカも引き続き蜜に加工しています。
先日の蜜作りでは、ミキサーにかけた果肉を何度も濾して果汁だけにする工程がありましたが、作業をしているうちにもっと楽な方法を見つけました。

濾し一回目が終わったスイカ汁

スイカの可食部分をミキサーにかけたものをザルで濾しつつ、鍋に移していくという最初の工程は以前と同様。実はこの時点で、鍋に入っているスイカ汁は細かい果肉と果汁で上下二層に分かれています。そこで、この状態で火にかけ加熱します。


温度が上がり、フツフツしてくると、果肉が灰汁状になって中心に寄ってくるので、それをひたすら掬い取ります。グラグラ沸騰させるとものすごい勢いで泡が盛り上がり、吹きこぼれるので注意しましょう(経験済み)。


掬った果肉にも蜜を含む水分が含まれています。ザルの上に粗めの布を敷き、そこに掬った果肉を入れておきます。そうすると勝手に汁が滴って集まるので、これもまた別の鍋に溜めておき、後々一緒に煮詰めます。


あらかた掬い終わるともうほぼ果汁だけになりました。これで大分濾し作業は省略できます。


それでもまだ果汁内には細かい果肉や、細かい種の破片などが浮いていたりするので、仕上げに目の細かい手ぬぐいで濾します。あとはひたすら果汁を鍋で煮詰めるのみ。

スイカ八個分を凝縮

前回作った蜜も一緒に合わせてさらに煮詰めました。限界まで煮詰めていくと水分が飛ぶにつれて黄色~オレンジだった色がどんどん濃くなっていき、カラメルのような色になり、最後には限りなく黒に近い茶色になりました。熱をとると蜂蜜ぐらいの粘度が出ます。かなり長期間保存が効きそう。


鍋から掬って集めた果肉は、とても滑らかで、味も食感もスイカのクリームといった感じです。そのまま何かに乗せて食べたり、シャーベットにして食べてもよさそうです。

果肉を使ったジャム

試しに果肉にスイカ蜜を入れて煮詰め、スイカジャムにしてみましたが、これは甘いだけで今一つでした。酸味を付けるためにレモン汁も入れてみましたが、酸味を感じられるだけの分量を入れるとスイカの風味がレモンに負けてしまい中途半端なジャムになりました。ジャムはやっぱり酸味のあるもので作る方が向いているようです。
OK

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