9.18塩炊き体験手伝い
今日は以前から定期的に手伝いに行っている塩炊き小屋の手伝いへ行ってきました。
普段塩を炊くときは単純に塩を作るために作業をしますが、希望者に向けて塩炊きの体験などもやっています。今日は山の方から団体で体験に来られていたのでその手伝いです。
塩作りの歴史や塩に纏わる色々な話を聞いた後、ミニ塩炊きを体験してもらいます。
汲んだままの海水で塩炊きをすると、とてもではありませんが時間が足りないので、体験の際は前もって炊いて濃度を濃くした鹹水を手鍋と七輪で炊いて塩を作ってもらいます。
海水を煮詰めて鹹水を作る様子
大釜で炊くのと同様、沸騰して来たらヘラでゆっくりかき回して、焦げ付いたり、大きな結晶になってしまうのを防ぎます。こうすることで目の細かい塩になります。ただの液体のように見えていた鹹水からある時を境に塩ができていく様子は不思議な感覚で、参加者の方からも感嘆の声が上がります。普段使っているものだからこそ、初めてそれができていく様子を見ると感動が大きいです。
一方では大釜での塩炊きも操業中。手が空いた人から大釜での作業も体験してもらいます。
水分が飛んで大分塩ができてきました。焦げ付く前にある程度の所で釜から上げてしまいます。
今日の塩が炊きあがりました。あとはにがりを滴らせ、乾燥させたら完成です。塩は必要不可欠なものだけに買って手に入れる事は簡単ですが、その作る工程は中々体験できるものではありません。今日の参加者の方々も「貴重な体験ができた」と喜んで帰られました。いつも使うものだからこそ、手作りだと愛着も一塩…いや一入です。
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