稲作2019・田植え
今年度の稲作、無事田植えを終える事ができました。
三年前の代掻きの様子
田植えの前には、まず、先日田起こしをしてフカフカになった田の土に水を張ります。その状態ではまだ土はダマだらけで、稲の根の生育、植え付け、田の水持ちにも支障があるため、水でヒタヒタになった土をさらに耕うんしてトロトロにする「代掻き」という作業を行います。
この代掻きの作業を行うのに、今年は田に張るだけの水がため池に殆ど残っておらず、完全に雨頼みでした。なんとか運よく1日だけ猛烈な大雨が降り、ここぞとばかりに大急ぎで代掻きを行ったのでした。そんなわけで今年は代掻きの写真がありません。
とにもかくにもなんとか準備が整ったので、またせっかく溜まった水が干からびてしまう前に急ピッチで田植えを行います。本当は二度に分けて代を掻いたり、代掻きをしてから、田の泥を一旦落ち着かせてから田植えをするのがベストです。
田植え機に苗をセット
田植え機は2条植えの手押し式です。田植え機も地元の農家さんが貸してくださいました。苗も田植えが終わって余っているからと色々な方が声をかけて下さり、分けて頂いています。とてもありがたいことです。
いざ出発 ガッションガッションとリズムよく植え進んでいきます
一方、仕事の体験活動で行う稲作は基本が手作業で、7畝ほどの田を10人前後で鍬を振るって田起こしをしたり、足踏みで代掻きを行ったり、稲も手植えで行います。その事を思えば農業機械のなんと便利な事。10条植えの田植え機なんかもありますが、手作業を基準に考えれば2条植えでも大革命です。幸せや満足なんかはどこに基準をおくかが全てです。幸せの基準を低く持つことが幸せに過ごす秘訣というのがぼくの持論です。
植え進む際にはなるべくまっすぐ遠くを見るのがコツです。足元ばかり見ていると左右に動くトレーに惑わされたり、いつの間にか徐々に曲がったりしてしまい真っ直ぐ植えられません。
植え方が甘かったり、植え損じた箇所は妻が補植してくれています
田植え完了
今年度もなんとか田植えを終えることができました。水不足のシビアな条件の中でのスタートだったため、地元の方にも後日、「水がなかったからねー、今年はOKさん、田んぼは無理かも、と思ったよ」と言われました。何はともあれ一区切り。これからは当分、水の管理や除草作業などを行いつつ稲の成長を見守っていきます。
OK
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