ニホンミツバチ巣箱仮設置
先日、近況を記事にした職場のニホンミツバチの巣箱ですが、今日様子を見に行ったら分蜂かと思うほどにびっしり巣箱前面に蜂たちが集合していたので、大慌ての間に合わせながら一応巣箱を設置しました。本当に置いただけといった感じで、本当はもっと高さもあった方がいいと思います。以前養蜂をやっておられる方に話を聞いた感じでは屋根や床面も本当は合板じゃないほうがいいはず、、。もともと屋根は合板でない分厚い一枚板だったのですが、諸事情によりこんなことに。様子を見てダメなところを改善し本設置したいところです。
小屋の軒下に設置。雨の心配はなく、風も付近の他の場所に比べたらある程度防げます
以前養蜂について伺った際、その方は巣箱を合板でない板材で作り、かつある程度野外に雨ざらしに放置してなるべく自然に近い状態にしておくことに拘っておられました。設置する場所については、天然の場所ならば、雨風の当たらない被った岩壁で、かつ目の前が植物などで遮られていない。北風の当たらない場所とのことでした。ただ、その地域ごとの地形によって岩壁云々は変わるかもしれません。話を聞きに行った地域は岩壁の多い谷あいの急峻な集落でした。
巣箱にびっしりいた群れは巣箱の準備をしている間に写真を撮る暇もなく霧散してしまいました
その他の蜂たちは平常勤務でいつも通り蜜と花粉を運んで行き来しています。蜜は腹の中の「蜜胃」というところに蓄えて帰ってくるのですが、帰ってくる蜂たちはこの蜜胃がパンパンで、腹も大きく綺麗な黄色に見えます。
巣内の温度管理のための扇風行動。羽ばたいて巣内に風を送り込んでいます。
蜂たちの仕事は花粉・蜜の採集だけではなく、巣内の空調管理もあります。巣内の温度が上がりすぎているときなどは、巣の前で羽ばたいて風を送り込む扇風行動を行います。ちなみにセイヨウミツバチでは頭を巣の方向に向けて空気を排出する形、ニホンミツバチの場合、頭を巣の外に向けて空気を流入させる形で扇風行動を取ります。また、暑すぎる場合は巣内に水を持ち込んで、それに風を送り、気化熱で温度を下げる「打ち水」をやったりするそうです。
至近距離で観察をしているぼくのことなどお構いなしにせっせと働くミツバチたち。健気な姿もそうですが、行動にも色々なバリエーションがあり見ていて飽きません。
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