ツクシを食べる
気温もぐんと上がり、春らしさが増しつつある今日この頃。何かと忙しい時期でもありますが、人間だけでなく、野山の動植物達も目に見えて活動が活発になってきました。
少し生えてから時間が経ってしまいましたが、ツクシを見かけるようになったので、少し採集して食べました。
ツクシについては以前スギナ茶を作った際にも触れましたが、春に出てくる「ツクシ」はスギナが繁殖のために胞子を飛ばすための胞子茎です。胞子がある程度飛んだあとで、胞子嚢床が開いてしまっていますが、この程度ならまだおいしく食べられるはず…。
採集
まず、ツクシの茎についている「ハカマ」を取り除きます
採ったツクシは水に浸けておくと、ハカマが多少取れやすいです。ツクシは簡単に採れるので、子どもなんかにも大人気ですが、このハカマ取りが地味に時間を食うので、ものぐさな子なんかは夢中で集めてきてもこのハカマ取りで挫折したりします。このハカマ取りさえなければ、沢山採れて楽に食べられる山菜なのですが。
タラの芽やクサソテツなんかと比べると美味しさと手間が微妙に釣り合っていないように感じてしまいます。・・・いやいや、手間を惜しんではいけません。忙しくて時間に追われているからそんな風に感じるだけです。きっと。
取り終わりました
沸かしたお湯にさっとくぐらせます
マーガリン醤油炒め
沸かした湯に軽くくぐらせたら、ザルにあけ水気を切ります。フライパンでバター(今回はなかったのでマーガリンですが)と醤油適量で炒め、完成。
縦に筋の入ったもやしのような茎の食感と、胞子嚢床のプチプチした食感が楽しいです。部分的にほろ苦さもありますが、山菜らしくてそれもまたうまみだと思います。卵とじなんかにしても美味しいです。
人によってはフキノトウやウドなどちょっとクセの強い山菜が苦手という方もいます。ただ、ツクシはその点クセがあまりなく、その上、そこらじゅうで採れるので道草喰いビギナーにおすすめの山菜です。
OK
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