2019/03/13

シュールストレミング と 自作くさや①
3/13/2019

シュールストレミング と 自作くさや①


 

言わずと知れた世界最臭の食べ物、シュールストレミング。本やネットなどで情報は知っていても、実際のところ世界一の臭さとは一体どれほどのものなのか、以前から気になっていたことや、その他色々あって購入しました。

シュールストレミングの正規輸入代理店なるものがあり、そこから送られてきます

滅多に手に入らないものかと思いきや、アマゾンで売っており、注文したら翌日には届きました。怖いほど便利な上に簡単に手に入ったので若干拍子抜けです。

ちなみにお値段は約6000円。現地では1000円弱で買えるようですが、はるばるスウェーデンから冷蔵で輸送(しかも空輸できないので船舶による輸送)し、輸入してからも冷蔵保管しないといけないことを考えるとそんなものかもしれません。

チラシと、取り扱い説明書が入っています。

シュールストレミングはニシンを塩漬けにして、密閉状態で嫌気発酵させたスウェーデンの発酵食品です。缶詰のイメージが強かったので、缶詰の技術ができてからの食文化かと思っていましたが、14世紀に発祥し19世紀までは樽の中で仕込んで作っていたようです。

「シュール:酸味のある」「ストレミング:バルト海のニシン」で名前が示すところ要は酸っぱいニシンということだそうですが、あまり味の感想で「酸っぱい」は聞きません。

樽・塩・魚・酸味で言えば日本の鮒ずしを連想しますが、あれは乳酸発酵で酸っぱくなっています。樽仕込みのシュールストレミングは乳酸発酵か何かで酸っぱかったんでしょうか。推測ですが缶詰時代とそれ以前のシュールストレミングでは味が変わっている気がします。もし樽仕込みのシュールストレミングが現代にもあるのなら、食べ比べてみたいところです。

既に発酵によるガスで缶がちょっと膨らんでいる

缶に入ってはいるのですが、中で発酵が進むような缶詰の作り方らしく、要冷蔵です。冷蔵しておかないと発酵が進みすぎて魚がバクテリアに分解されて消滅するらしい。
取りあえず開缶しての実食は、また後日日を改めて、と思っています。

さて、日本で臭い魚の発酵食品と言えば、くさやがその代表格と言っていいと思います。以前、仕事の関係で子どもと、くさや作りをした事があります。

 

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