山陰海岸ジオパークトレイル膝栗毛
割と最近できたトレイルコース、山陰ジオパークトレイル。どこか歩いて旅をしたいね、と妻と話していて、調べていると距離的にも我々の休暇日数にマッチするものだったりなど何かと都合も良く、昨年の秋ごろ歩いてきました。
スタートは兵庫県は浜坂駅、トレイルはここから鳥取駅まで。
駅前には足湯
浜坂温泉郷が有名という事で、駅前には足湯があります。ゴールに足湯があると嬉しいですが、まさかのスタート地点に足湯。足は疲れていませんが、とりあえず浸かって癒されました。
道案内があって親切
このジオパークトレイル、ネットなどには大雑把な地図だけで詳細の地図はありませんが、道中なんやかんや道標などがあるので、大雑把な地図だけ持参してもなんとなく歩き切れます。
最初に上る観音山の山頂には鐘が。喜んで鳴らす
観音山山頂より
山頂から見える岬を回りこむようにルートがあります。
漂流カットウィッグ(坊主)
中盤あたりからの海岸線歩きは変化に富んでいて楽しいのですが、ぼくたちは日の入り時刻に追われて猛スピードで歩きぬけてしまいました。もったいない。
ちなみに今回は自給旅ではないので、普通にフリーズドライの食料や、パスタなど持って行ったのですが、初日の夜に調理器具の要、ガスバーナーの調子が悪すぎて火器をあてにできなくなり、以後フルグラとプロテインのみでほぼ全行程を歩き切ることになってしまったのでありました。
途中、どうしても暖かいご飯が食べたくて、自販機の暖かいお茶を購入して、フリーズドライの米にコーンスープの素とお茶をいれて、ご飯を作って食べるという情けない事態に。自販機は道中あるものの、「あったか~い」表示の飲み物が全然見つからず血眼になって探しました。ちなみにコンビニは全く見た覚えがないので、おそらく道中ありません。ただ、それだけ閑静なトレイルを歩けると思えばこれはある意味メリットとも言えます。
フルグラをカマキリに与えたら、食べていた。
また、ゴールに近づくにつれ天気が悪くなり、今回のゴールの鳥取砂丘に着くころにはしっかりと雨が降り、おまけに風までちゃんと吹いており、衣服もパンツまで完全に濡れた状態でガタガタ震えながらのゴールでした。一方妻は雨具が新しく、素晴らしい撥水性を発揮していたので、全く濡れていませんでした。ぼくは山登りに、洞窟探検にと8年以上酷使しているぼろ雨具だったのですが、あまりの性能差に愕然として、この旅で雨具の新調をついに決心しました。
悪天すぎてひたすら黙々と歩いていたので、後半殆ど写真がありません。あしからず。
悪天すぎてひたすら黙々と歩いていたので、後半殆ど写真がありません。あしからず。
ちなみに今回の履物は100均サンダル(300円だったかもしれない)。長距離を歩くのに、靴は靴擦れを起こしたり、蒸れたりと、あまりいい印象がないので、大学生の頃から長距離歩行ではたいていサンダル履きです。特に悪天時の靴は最悪。悪天時に靴を履きたくないというのも大きな理由の一つです。今回はクロックス風の100均サンダルにしましたが個人的に一番いいと思うのはつっかけタイプです。そんな履物遍歴もあって、自給旅の履物には藁草履を違和感なく採用することができました。
ぼくらは途中悪天に見舞われましたが、山陰海岸の多様な地形や、生活感のある漁村を歩きぬける山陰ジオパークトレイル、見どころ沢山でおすすめです。
OK
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