余った人参の保存 切干人参
比較的買ったり収穫してからも日持ちがする作物、人参。とはいえあまりに長くおいておくとふにゃふにゃのシワシワになってしまいます。かといって畑に植えっぱなしにしてもとう立ちしたり、それに伴って中心部が硬くなってしまいます。
職場の畑にも人参がたくさんできており、丁度そんな状況なので、いくつか保存するために切干人参を作りました。
収穫した人参 一番形がきれいだったもの
畑でとれた人参は形のきれいなものばかりでなく、割れていたり、二股になっていたり、こぶがあったりします。畝の耕起が足りず、硬い土の塊があったり、石ころがあったりすると二股に割れてしまったりします。ほかにも未熟な肥料が土に馴染んでいなかったり、化成肥料が直接触れるようなことがあってもそうなってしまうそうで、いずれにしても時間をかけた丁寧な土作りが大切なようです。
葉を落として
きれいに水洗い
洗った人参は、皮をむいて、ひたすら千切りにします
切った人参は食品乾燥機へ。
天気が良ければ日中に干し網で数日干してもできます。いずれにせよちゃんと水分が飛んでいることを確認しないとすぐにカビてしまいます。
完成 甘味があってそのまま食べても結構おいしい。
切った状態で乾燥させる切干○○は乾燥も早く、調理に使うにも水に戻りやすく、切る手間も省けて便利です。乾燥野菜は作る過程で干すことにより旨みが増したり、栄養価が高くなる効果がありますが、中にはビタミンCに代表されるような水溶性ビタミンなど、干すことで壊れてしまう栄養素もあるとのことです。なので、干す野菜に含まれる主な栄養素を事前に調べた上で、作物により干すかどうかを選択するのがよいと思われます。
しっかり干した野菜はかなり長持ちもしますし、場所も取りません。収穫シーズン、どうしても穫れすぎて行き場のない作物が出てきがちなので、保存方法の引き出しはたくさん準備しておきたいです。
OK
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