2019/02/08

たたら製鉄/砂鉄集め②
2/08/2019

たたら製鉄/砂鉄集め②


 

鉄穴流しは中々できませんが、砂浜の一か所に砂鉄が集まるのも一応天然に行われる比重選鉱です。採集に一番楽なのは、乾いたところに真っ黒な砂鉄の層ができている状態なのですが、この日は波打ち際など湿ったところに少し集まっているという感じでした。鉄穴流しが行われる前は、このように川や浜に自然に集まった砂鉄などで製鉄を行っていたようです。

この日は山水が流れているところで採集することに 黒いのが砂鉄

湿った砂鉄混じりの砂に磁石を近づけても濡れた砂ごとくっついてきたり、そもそもくっつかなかったりとうまくいきません。波が来て砂が舞い上がっているタイミングなどでは一応採れますが、あまり現実的でありません。この日は山水が海に注ぎ込んでいる小川のようなところに砂鉄が集まっていたので、そこを中心に採りました。流水の中なら砂も洗い流されてうまい具合に磁石に砂鉄がくっつきます。

「磁石入りハンドバッグ」入りタッパーを小川に浸し、ゆすります

1回でけっこう採れます

砂鉄がくっついた状態で土嚢袋をかぶせます

バッグを持って、タッパーから持ち上げると磁力を失った砂鉄が袋の中に落ちます

この繰り返しでひたすら砂鉄を集めます

これまではもう一回り小さい磁石を使っていたのですが、大きな磁石に変えたので作業効率が上がりました。タッパーを持ってゆするのに、タッパーが持ちにくいので穴を空けて紐を付けて持ち手を作るといいかもしれません。

本日の成果

多少砂混じりだったり水分を含んでいるので、純粋な砂鉄の重量はまだわかりませんが、2時間弱で30~40kgほど採れました。堆積の条件の良い日ならもっと採れます。

たらいに真水を張り、塩抜き

採ってきた砂鉄は波にもまれて塩だらけなので、真水で塩抜きをします。塩抜きがすんだら乾かして、砂を取り除く選鉱作業をやっていきます。ちなみに砂鉄も含まれている成分によって善し悪しがあるとのことで、場所によっては製鉄に向くもの向かないものがあるようです。
そんなわけで製鉄、色々別の事も並行してやっているので実際炉を作っての作業はいつになるかわかりませんが、ぼちぼちやっていきます。
追記:4月18日追加採集
OK
 





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