2019/02/27

野草茶材料採集
2/27/2019

野草茶材料採集


山の中に住んでいるので、移動中は様々な自然物を横切ります。利用できるできないにかかわらず、その時の興味や時期によって注視する対象も色々です。割と菌類とかの類が好きなので、そういったものは見つけると観察しています。

アラゲキクラゲ 食べられます。最近はキクラゲを海のものだと思っている人がいる。

カワラタケ 漢方薬になる。お茶にして飲めるそうです。

イヌセンボンタケ。毒はないが食べる事もない。

ホウキタケ 食べられます

変形菌 ムラサキホコリ 

変形菌 タマツノホコリ

特に生活に利用できたりはしませんが、形や生態がおもしろい変形菌(粘菌)の世界。山の中で見かけるとついまじまじと観察してしまいます。

地衣類

地衣類は普段注目されていないだけでどこでもあります。菌類と藻類が共生しているような生き物で、菌類なのに光合成で自活できるという究極の自給自足生命体です。「コケ」と名前につくことが多いですが、コケではありません。ものによっては食べられますが、成長が遅いので高級食材です。

で、最近の注視テーマは野草茶の材料です。先日は棕櫚、檜、宿木を採集してきました。

檜(ヒノキ)

棕櫚茶はもう記事にしましたが、これから残り2種もお茶にして飲みます。だいたい順番としては「これ毒がなさそう」と感じたものを採集してきて、調べたり人に聞いたりして利用法を知ります。

宿木(ヤドリギ)

すると毒のなかったものの多くは大抵何らかの薬になったり、それに付随してお茶に使われています。そんな感じなので最近では「毒がなさそう=お茶原料」という目線で植物やらを見ています。

棕櫚(シュロ)

ただ、ある面では毒と薬は表裏一体。毒があるとされているものでも少量煎じて飲むことで薬になる物もあります。ぼくの「毒がなさそう」というのは飲食の行為として無造作にある程度の分量を体内に摂取しても身体に悪影響がないだろうという線引きです。要はパクっと食べて辛い思いをするものは、毒です。

そんな「毒なさそう植物」で茶にならないものってほとんどないんじゃないだろうか、と今のところそう思っています。未知のお茶探求はまだまだ続く・・・?
OK

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