2019/02/25

翡翠(ひすい)を拾いに糸魚川②
2/25/2019

翡翠(ひすい)を拾いに糸魚川②


 

鑑定してもらった結果、翡翠が一個見つかったものの、身に着けるにはちょっとでかすぎます。旅の日程も2日開いており、ちょうど2日後にはまたフォッサマグナミュージアムの石鑑定日だったので、その後も海岸で石探しを続行することにしました。

日の出とともに海岸へ

翡翠を拾ってから気づいたことですが、翡翠の緑色は朝日のうす黄色い光に映えて特にきれいに見えます。

小石の浜

翡翠拾いに来る前は、すぐに見つかるだろうと思っていましたが、実際に浜に降りると沢山の石の種類が入り混じった小石の浜で、素人が特定の種類の石を探すのはかなり大変です。

見渡す限り小石

ただ、この「多様な石の種類」がこの周辺の海岸の特徴らしく、ちゃんと一個一個の石を観察してみるとその種類の多さに驚きます。他の海岸で石を観察しても同じ種類に偏りがちですが、ここでは割とどんな石でも満遍なく見られます。石好きには魅力でもありますが、翡翠を探す人にとってはそこが見つけ辛さになっているかもしれません。

そして日の入り

また早朝から活動

前回の鑑定の際は翡翠一点にこだわって石を持ち込みましたが、学芸員の方がどの石も平等に魅力的に語っておられるその雰囲気から、翡翠だけを持ち上げこだわっている自分たちがなんとなく恥ずかしくなりました。

また日の入りまで ひたすら石と海を眺めて過ごす

一つの浜にかなり多くの種類の石があることに気づいてからは、こんな面白い海岸にいるのにも関わらず翡翠一種だけ探すのはもったいないとも思い、2回目の鑑定では翡翠らしき石も含め、とにかく色んな石を集めて持っていきました。

結果

素人目には全然雰囲気の違う石も同じ種類だったりします。それぞれの石の成り立ち、特徴など細かに教えてもらえて、すごく楽しいです。右上はでかい瑪瑙(めのう)。ぼくもこんなに大きなものを拾ったのは初めてですが、学芸員の方からも「これは大きいですね~」と言って頂きました。


見つけられる全種類の石を揃えるくらいのつもりで色んな石を持っていきましたが、そもそも拾える種類数が多すぎて全く及ばず。そんなにしょっちゅう行けませんが、海岸に通って全種コンプリートを目指したくなります。


そして、その中の一種類。「これは絶対翡翠でしょ!」と持って行ったものは見事翡翠でした。海岸散策最終日の散策終了30分前くらいにギリギリで見つけました。執念の一個です。

頂いたパンフや事前調べで知った翡翠探しのポイントは

1 他の石に比べて重い
2 緑色のものではなく、白いものを中心に探す(全体が緑の翡翠は滅多にない)
3 比較的硬い石なので、角ばった石を探す
4 近くで見ると味の素?のような結晶がキラキラしている

とかそんな感じでした。素人が実際拾いに行った感じでは

 確かに比重的には翡翠が重いが、小さいものだとあまりに微差すぎてよくわからん
 緑に目をやりすぎると蛇紋岩やキツネ石が目に入る。ただ、白いものを見つけても殆どが石英。
(ちなみに黒い翡翠なんかもあったりする。海岸で会った人に見せてもらったがぼくには見分け方がよくわからなかった)
 石英も白い上に結構硬いので角ばっている気がする。ただ、石英と翡翠だと白の色味が違うような、、気がする。
 部分的にしか見えないこともあるが、確かにキラキラしていた。積もりたての粉雪の雪面というか、表面は滑らかなのにザラっとした見た目というか確かに独特な質感。

あと、もう一つ付け加えるなら、翡翠は濡れていた表面が乾いても粉を吹いたように白くくすんだりせずに一種のサラっと感が残り、色味があまり変わらない気がします。あくまで素人感覚ですが、、。

拾った翡翠 半分に切り、簡単に磨きました

そんなわけで、拾った翡翠は半分に切り、妻と二人で分けました。その一か月後に千国街道を歩いて翡翠を運び、二人は結ばれましたとさ。めでたしめでたし。

OK

 

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