2019/01/27

写真で振り返る稲作一年②
1/27/2019

写真で振り返る稲作一年②



  

茶色っぽいモヤモヤは全部ヒエ

雑草の中でも最大の強敵、ヒエ。初めは稲よりも小さく、途中までは稲と似たような姿をして成長をしていくヒエですが、稲穂が実り始める頃になると、稲の成長を通り越してグングン大きくなり、稲より先に実って種子をばら撒きます。


実際田に入ってみると絶望するほど生えています

ヒエを含め雑草が沢山生えると、田の栄養が雑草に奪われて稲へ栄養が行きわたらなくなるので、結果収量がガクッと落ち込みます。その上ヒエの種子があたりにばら撒かれたり、またぼくの場合、稲刈りの際に借りた農業機械にヒエが入り込むと色々な人に迷惑がかかってしまいます。

ひたすらこの景色を見て作業

田んぼに入って株間をかき分けながら日々ひたすらヒエを刈りました。まだ気温も高いですが、長袖長ズボンで肌を隠さないと稲の葉で草負けしてしまいます。雨具とツナギを着込んで汗だくで作業をしましたが、顔や首はどうしても草負けしてしまいました。

刈っても刈っても終わりは見えません。来年はヒエを生やすものか、と思った。


収穫に向けて、稲を天日干しにするために稲を架ける「稲架」を作ります。稲架の材料の柱は林業をしておられる地域の方が間伐材を分けて下さいました。


稲架の横木は竹林を持っておられる地域の方にお願いして竹を切らせてもらい、持ってきました。


均等に柱を立てていきます

風に強くするため補強もしっかりと


稲刈り作業では、稲を刈ってそれを結束して吐き出す、バインダーという機械を地域の方に貸していただきました。手刈りに比べるとハイテク機器に見えますが、今は稲を刈って、籾を脱穀して、残った藁は粉砕して田んぼに撒くということを一度に行うコンバインというスーパー農業機械があり、それが主流です。最新のものだと、GPSを利用して誤差数センチの正確な動きで刈り取る上、自動運転機能がついているものもあるようです。


ただ、今回は稲架に稲を干します。コンバインだと稲が結束されず逆にいけません。ガッシャガッシャガッシャ…ボンッという具合にのんびり一列ずつ刈っていきます。


  

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