山菜・イタドリを採集して食べる
春の山菜・先頭集団に遅れる事約二ヶ月、場所にもよりますが、イタドリも旺盛に成長を始めたので採集して食べました。
イタドリ
イタドリはタデ科の多年生植物です。空き地や道路端なんかによく生えています。山深いようなところでなくても地方の町中なんかのちょっとしたところに生えていたりもします。荒れたりしたところに真っ先に生えてくる先駆植物と考えると町の空地に生えているのも納得です。
竹のように節があり、わりとすべすべした表面に紅色の斑点があるのが特徴です。
葉は互生の三角形
中には結構大きくなっているものも。
既に指よりも一回りほど太くなっています。
大きなものは背丈を超えるほどに大きくなるイタドリ。大きくなりすぎると茎も繊維質になり食べられませんが、新芽の内は柔らかく、食べる事ができます。今の時期くらいの大きさだと、太いものは「カポン」と良い音をして折れます。人を山菜採りなんかに案内すると「音が面白いですね」といった感想も多いですが、実際その音が由来となっている「スカンポ」という別名もあります。自然に対する着眼点は今も昔も変わらないようです。
採集した新芽
イタドリの天ぷら
酸味とぬめりが合いまった特徴的な天ぷらで、好き嫌いは分かれそうですが、ぼくと妻は結構好きです。新芽と言っても肉厚な上、ぬめりがあることで食べ応えのある天ぷらです。
ぼくの現在住んでいる地域では聞きませんが、イタドリの食べ方は他にも油いためや塩漬けにするなど、地域によっていろいろあるそうです。また、かわったものにイタドリのジャムというものがあり、これは一昨年くらいに作りました。茎を細かく刻んで煮込み、笊で裏漉しして最後に砂糖を入れ煮込むというもの。その辺に生えている草と思えないようなさわやかな酸味のジャムができます。
手軽に採集できて食べ方のバリエーション多彩なイタドリ。他の食べ方に挑戦した際はまた紹介します。
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